おまえごとき
これはほんの独り言。
自分の存在を自問自答するのはよくあることだ。
でも、大抵の答えはネガティブなものが多い。
ふと考え事をすると、頭の片隅でよくないことを考える。
それはとても迷惑なこと。
最近は割と穏やかだけど、半年ほど前は酷かった。
買い物へ行く道中、入浴中、ぼーっとしている時、必ずそのことが浮かぶ。
頭の中でそれだけがぐるぐると渦巻く、息が詰まるような感覚だった。
音楽を聴けば少しはマシになるかと思ったけど、耳に入る音楽は繰り返す思考の波に掻き消された。
多分病気なのだ、くそみたいな病だ。
おそらくだが、ここまで不自由なく育ててこられたのだと思う。
平凡な家庭並み、もしかしたらそれ以上に恵まれた環境で育てられたのだと思う。
それなのにどうしてここまで心は穏やかではないのか。
どうしてこうなったのか。
なぜ踏み外したときに気づかなかったのか。
何がいけなかったのか。
答えは全て、「自分だから」だと思う。
思考放棄とも思えるこの答えは、きっと真実そのものだ。
今までの人生、勘違いしてばかりだった。
思い返せば自分の数々の行いに吐き気がする。
そんな過去の自分を「だってこんなやつじゃん」と開き直る今の自分にも嫌気がさす。
全て自分じゃなければよかったのに。
生まれた時から間違っていた。
誰もお前を心配などしてないぞ。
だから、はやいところ
そんなことは分かっている。
何度も言い聞かせている。
自分の存在は異常だよ。
そう思える自分は正常だ。